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これから高まる相対的リスク

散々に持ち上げては落とす、そして池に落ちた後は皆で一斉に叩きまくる、昨今の報道の常套手段でありますが、このようなやり方に違和感を覚えている方でも、現代のベートーベンと呼ばれてきた佐村河内氏における疑惑に対しては、やむを得ない事象だと見ていらっしゃるのではないかと思われます。

小保方氏の疑惑については、幾つかの不自然な点が浮上しているといった段階ですから、軽々に論じることは控えているという感じでありますが、佐村河内氏の方は救いようがないでしょう。

会見の場においては、聴力を示す検査結果などについて補足、説明していましたが、専門家の多くは、難聴かどうかと問われれば、「正常ではないといったレベルだと考えられる」と回答しているように本人の説明も空しく、虚偽の上塗りでしかないと断罪されて然るべしといった印象です。

しかし、残念なのは、耳の聞こえない音楽家を装ったことであり、その発想の利用の仕方を間違ったというところではないかと思います。

これを小説なり、漫画なり、フィクションとして違った形で表現する方法があったはずです。

自身が全面に出たい、中心に居座りたい、目立ちたいといった欲望を抑えて、書籍の中の主人公に委ねることができていたならば、それなりの感動を与える良い作品に仕上がっていたのではないでしょうか。

発想というのは、ある程度の訓練で高めたり拡大させたりすることも可能なのですが、才能という面もあり、彼の場合は才能による閃きであったのではないかと推測されます。

そう考えれば、才能の使い道を間違った典型的な例といえそうです。

努力と才能ということでは、市場に係わる人間にとって先見力を養う努力については、惜しみなく時間と費用を注ぎ込むのは当たり前のことなのですが、やはり才能という武器を有している方が、人並みに努力した場合は、先見ということでの射程距離において、比較にならない優れた見解に驚かされたりします。

このような才のある方と共通する認識が、今後の相対的リスクという考え方であります。

長期のデフレによる通貨絶対主義が定着し、思考も try&error を避け、don't move が大勢を占めているような状況で…、確かに今までは、下手に動くよりも動かないことも資産の純増に寄与したことでしょう。

しかし、ようやく賃金の上昇ということに踏み切る企業が出てきて、物価の緩やかな上昇が見込まれ始めてきたことにより、黙っていても貨幣価値は下落していくことは明らかであり、更には、来年にも米国は政策金利を引き上げる勢いですから、金利差を考えれば、対外通貨に対しても円の持つ価値は下方へと導かれていき、多くを輸入で賄っていることも考慮すると光熱費を含め、日用品、食料品と輪をかけて上昇する傾向にあると予想されます。

1万ドルで販売されいた腕時計が、昨年8月頃であれば96万円で購入することができましたが、それが半年を少し経た現在は、103万円でないと買えません。

勿論、同じ1万ドルの腕時計ですから、その腕時計に対して、円の貨幣価値が下落したことで、より多くの円の支払いが求められるということです。

これが、食料品、日用品、光熱費といった生活費に直結する様々なものの値段を引き上げることになってくるのですが、どうもこのように記すと悪い印象を受けるかもしれませんが、実は、これが肝要。

どちらかといえば、今までが正常な経済状況ではなかったのです。

それが、長く続いてきたために洗脳されてしまっていると考えるべきであり、あまり内向きな思考に捉われてはならないのです。

そして、貨幣価値が下がっていくのですから、銀行の利子程度では、補うことなど不可能です。

株式市場では、持たざるリスクといった表現をしたりしますが、何も株式に投資することを薦めているのではなく、今までのように預金で保有していた時代とは異なる新しい時代の幕が開きますよ~ってことで、お知らせだと考えていただければと…

ま、この3~4年程度で、トレンドが再び通貨絶対主義時代に戻る可能性も高そうですが…

おっと、その前に、消費税導入による景気の停滞回避だけは、全力で行っていただかねばなりませんがね。

マーケットは、材料難に不透明要素が山積という中、その上ボリュームも低調とくれば、進んでリスクを取りに行くような場面ではないでしょうね。

ウクライナ情勢を巡っても、欧米に加えて中国までシャシャリ出てくる勢い、尤も、中国は至って冷静な見解を示しているのですが、無神経が売りの中国が冷静な対応?って逆に不気味でもあります。

そんなこんなで、権利取りに動くにしても、もう少し様子を見てからでも遅くはないでしょう。

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.12 2014 為替 comment0 trackback0

民主党と韓国のシンクロ

小学生でも学級委員長によっては、もう少しましな反省会というものを行うであろう事が容易に想像できてしまうのですが…、案の定と申しましょうか、総括、反省とは程遠い内容の愚痴をぶちまけ、他人に責任を追いやる自己弁護の集積で幕を閉じた民主党の反省会。

そこには、自身が政治家であるという自覚が皆無であったという事実だけが残ったといえます。

とてもじゃありませんが、あのような考え方、認識しか持ちえず、結果がすべてであるはずの政治に携わっていたのかと思うと強烈な悪寒を覚えてしまいます。(爆)

政策の読み違えにより招いた現実を直視せず、結果に対して不満の声を上げる?アレレ?どこかの国が、最近も同じようなことを言っていたような…

米議会で饒舌に演説していた韓国の大統領が、歴史問題で日本を批判し、韓国のニュースでは、日銀が放った黒田バズーカのもたらした円高の是正に文句タラタラ…

前者の歴史問題については、安倍首相の歴史認識について、若干の懸念を抱いている米議員に便乗した形で、度重なるロビー活動を後押しするため、事実を無視し、暴走気味での発言でありましたが、各報道機関は一斉に韓国に立脚した姿勢で伝えられていたことは記憶に新しいところであります。

そして、後者のドル急進による円安が、韓国経済の失速の原因であると断定してのアベノミクスへの批判、その単純かつ稚拙な発想は、正に民主党と互角、否、それ以上かもしれません。

韓国は、人口が日本の半分にも及ばないという現状で、歪な産業構造を改善できずに、大企業の輸出だけに依拠していることは、経済に多少詳しい人であれば、その脆弱な経済事情は明らかなことです。

そうは言っても、失業率は低水準を維持しているように振舞っていますが、実態は違います。

失業率の定義自体が、究極の外面国家を象徴するかのような条件に設定。

まず、徴兵制度が採用されていることから、それらを非経済活動人口に位置づけて、失業率の分母から外され、日本でも時折、問題視されている非正規雇用者の存在は、韓国も例外ではありませんが、その非正規雇用者(雇用保険対象外者)が失業した際には、保険適用外であるが故に、失業扱いにカウントされないようであり、更には、農業従事者が失業状態に陥ったとしても非経済活動人口の枠に算入することで、ここでも失業対象外となる仕組み。

ですから、一概に失業率だけを比較しても土俵が違いますから、正確な評価は不可能です。

このようなカラクリで、実態が見えにくくなっているものの、労働生産人口の就業率と失業率という両者で、ある程度は見えてきます。

ここまででお分かりになったと思いますが、失業率は低いのですが、実は、就業率も低いんです。(笑)

さて、マーケットは、G7を無事に終了。

円安への批判は…?ということに注目されていたようですが、ドイツ財相が、日本の円安が他地域の成長を阻害する可能性について触れたのみで、目立った言及は認められなかったようです。

当然でしょう。

何と言っても、ドルが100円まで上昇したのは、あくまでも相対的な関係によるものであり、ドルが対外通貨に対して上昇した独歩高という背景があるのですから…

問題は投機的な目論見による今後の動きということになります。

ま、儀礼的ではありますが、これが秩序ある関係を担保する意味での対応ですから、もう少し韓国も見習って、早く大人の対応が出来るようになってもらいたいものです。

そのG7を事無く通過したことで、週の前半は、高値警戒感は否めないのですが、高揚感から、15,000円を睨んだ動きになるのではないかと思われます。

個別では、まだまだ割安株が残ってますが、残り物に福があるかどうか?見極めないといけませんね。



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.13 2013 為替 comment0 trackback0

それでも円を買う、これだけの理由

安住財相が「現在の円の水準は、実体経済を反映していない」と張りきってコメントしている姿を見て、わざわざ口に出して言うことか?と思いながらも、次に飛び出した発言が…「いつでも(介入に)踏み切る用意がある」と…、果てしないアホという言葉は、この方のためにあるのかなぁって実感しております。

確かに、実体経済に照らしてみれば、今の水準が適正なはずありません。

そんなこと、誰の目にも明らかですが、果たして世界の中では、どのような位置づけで捉えられているのか?更には、今後も買われていく可能性があるのか?それぐらいのことを念頭に置いて、適切な措置を講じるように命じるのが、所管大臣の職務であり責任というものです。

今次の円高について、その理由が「日銀が紙幣を発行しないこと」の一言で片づけてしまえば、それまでなのですが、対外通貨と円の価値を比較する幾つかの物差しからも、円が買える裏付けが挙げられます。

簡単なところでは、デフレが原因となる購買力平価による貨幣価値の向上という考え方で、デフレが進行しているということは、その国の通貨を持っていれば、購入できるものが増えるということです。

例えば、100g=1,000円で販売していた肉が、デフレという物価の下落で、100g=800円まで販売価格が引き下げられた!となれば、同じ1,000円で125gの肉が購入できることになり、この国の通貨を所有していることは、より多くの物品または数量を手に入れることが出来るという視点に基づく理論であります。

当然、日本はこの条件に合致しますので、円が買われ易い素地を有しているということが言えるのです。

実質金利という視点で比較してみましても、日本が長期の低金利政策を続けているにもかかわらず、世界各国では、物価上昇率の方が名目金利を上回っていますので、実質金利に引き直した際には、マイナスという結果が生じてしまいます。

更に、何だかんだと言っても、国債が利率も含めて安定しており、失業率も諸外国との比較においては、健全な範囲にあると見做され、国際収支が黒字であるということも信認される大きな要因なのでしょう。

こうした数々の背景をもとに、機を見て買われ続けてきた結果が、現在の水準にまで達したということ以外に考えられませんし、今後も経済指標の悪化などを契機に円高が進行すことは、十分に起こり得ると考えるべきなのです。。

このような重要な局面において、ちびっこギャングが、ちびっこマフィアと喧嘩しているかのように介入などと馬鹿なことを言ってる暇があったら、まずは、総量で劣っている円の供給量を増やす方向にアシストすることなのです。

ただ、現在の日本経済は、円高に支えられているという側面も否定することのできません。

ですから、手のひらを返したように円安に傾くことも望ましくはありません。

だからと言って、これ以上円高が加速することで失われる損失も計り知れず、対外純資産は目減りするばかりで、投資機会とドルベースでの投資額は増加しても、円換算にした資産価値は減少の一途を辿っているという現実にも目を向けなければなりません。

このように実に難しい微妙なバランスと国家の戦略を擦り合わせながら、極めて高度の判断が求められるのが、財相の役割でありますから、当初から安住氏には不適であったのです。

正直、このままだと年を越すのが、非常に恐ろしい限りであります。(ToT)

マーケットは、綱引き状態…? 上に行くにも下に行くにも、材料とエネルギーが足りないような感じでありますが、為替の動きと好決算への期待を天秤にかけながら、方向性を見出すことができるのか?その辺りに注目していくしかないようですね。

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.27 2011 為替 comment0 trackback0